“ミッドライフクライシスの話し“

ある人にこのことについて書いて欲しいと言われ、書いてみることにしました。その人は今まで一生懸命やっていた子育ても一段落つき、これからどのように生きていけば良いのかを迷っている様子でした。

ミッドライフクライシスを調べて見ると、どうやら3つの大きな要素があるのだと学びました。一つ目は体の変化の問題、二つ目は子供の子育て終了の問題。三つ目は職場での変化の問題。

一つめの体の問題は、今まで若くてなんでもこなせた体が段々と次のステップに行くために変化をしていて、それについていけないのだと思います。例えば女性なら前更年期障害が早くそして長く続いたりでしょうか?その人その人の体によって影響が違ってきます。二つ目の子育て終了は今まで日常の大半を使っていた“子育て”の時間が空いてどうしていいかわからない。それと子離れしたくない寂しさなんかもあるのでしょうか?三つ目は職場でも今までとは違う大きな役割が増えたり、または自分の仕事が馬鹿らしくなったり。とかでしょうか?

私はこの3つの問題は別々の問題ではないと思います。それはこの全てあなたが“あるがまま”を生きてこなかったために起こる悩みだからです。詳しいことは“あるがままに生きるの話し”を読んでください。

肉体の変化。これを“あるがまま”に受け取ると以前若かった頃の自分の体と今の体は比べません。“あ〜!以前とは違ってたいへんだ!”“昔はこんなんじゃなかった!”“どうしよう?”はないはずです。もちろん体の事だから辛いこともありますよね?でも今の自分はこうなっているんだ!と受け入れれば悩む必要はありません。人生最初から最後まで“健康で若い”はありません。老いて行くのは当然で、そしてその老いと一緒に体験することも大事なんです。若い時は分からなかった色々なことが老いて初めて学べる内容だってあります。

二つ目の子育てですが、ここでショックの大きい人は淡々と子育てをやってこられたのではなく子育てが全てだったと言う人が多いのではないでしょうか?子供はこんなに大きく成長してくれて良かった。私の育てると言う役割も終わりなんだなぁ〜!そして自分の役割を切り替えます。何かやりたいことはありますか?もしまだ見つからないなら夫婦で今まで出来なかった事をしましょうよ。分からなくて悩むよりまず何か始めて見ましょうよ。いっぱいあったらその中の一つをまず始めませんか?

会社での悩みは今までの仕事よりもっと責任のある仕事へ移ってのストレスとかでしょうか?また同期は昇進して行ってるのに自分は今のままのストレスでしょうか?私は会社で働いていないのでよく分かりません。

主人から聞いた話ですが、多くの男性がこの時期になるとある朝目覚めると今までやって来た自分の人生は果たして良かったのだろうか?人生の半分を生きて来て焦りを感じてしまいそこから落ち込んで行く人が大変多いようです。突然やって来るらしいです。

でもミッドライフクライシスって今までやって来た自分の成績表見たいなものだと思います。何事にも動じず自分をしっかりと持って生きて来た人は悩まないのではないでしょうか?だって起こっている事全てを受け入れて取り組んでいた人は“自分”をちゃんと持っているので、何があっても対応できるからです。何かに頼って来たからそれがなくなっちゃったら空っぽになってしまっているのかもしれません。

自分のやって来た事を変えることはできませんが、これからの自分を変えることはできます。悩まない、比べない、頼らない、こんな自分をこれから作って行ってはいかがでしょうか?今日から変えて行くことは出来ますよ。悩んでいる人はこれからの人生を以前よりもっと良いものにしましょうよ。まず頭に浮かんだことから本気で取り組んでみませんか?そしたらきっと次が見えて来ますよ。悩んでも何も解決しません。行動しましょう。